海外で寿司職人になろうと思っていたけれども、気が付いたら挫折しそうになった。

生活

仕事を辞めて修行を再開するのが面倒くさくなってしまった。

思いつきで大麻を吸うためだけに渡ったアメリカで、
これまた思いつきで寿司職人にでもなろうと思い、
まず一件目に働かせてもらったお店を一瞬でやめてしまった僕は、

半年もの間遊び惚けてしまった

すぐに次の職場を探す気力が起きずに、
半年ほど怠惰の限りを尽くしてしていた。

半年もまともに仕事をせずにどうやって暮らしていたのか、
詳細をここに書いていいものなのか解らないので、
今は詳細を伏せておくけれども、
暮らすには充分な収入があったので、

寿司職人になろうと思っていたことすら忘れて、
毎日ひたすら遊び惚けていた。

そもそも僕は働くのが疲れるから好きではない

昔から僕は仕事をするのが全く好きではなく、

「とにかくなんもせずに遊んでいたい~」

と、

コジコジみたいになってしまうことが多々ある。

「幸せにーなりたいけどー頑張りたくなぁーい」
と、

忌野清志郎が歌っているのを聞くといつも共感しまくってしまう。

高校生くらいの年のころにバイトしていた焼肉屋では、

「三時間以上働くと疲れるので嫌です」

とか無茶苦茶ことを言って僕だけ変なシフトを組んでもらったりしていた。

何をやっても長続きしない怠惰な人間でした。

大麻吸って酒飲んで毎日を過ごした。

そんなもんで、
僕の怠惰癖が突如爆発して、

毎日毎日快晴のあほみたいに青い空。

熱くもなく寒くもない最高に過ごし易い気温。

警察に怯えることなく大麻が吸いたい放題の天国のような環境に、
どっぷりとつかり、

サマータイムとかいう、
体内時計が破壊されまくるような制度にやられて、
完全にボケまくっていました。

歯を磨く、 飯を食う、 トイレに行くなどの日常行為と同じレベルで大麻を吸いたぐり、
サーフィンやったり、格闘技を練習してみたり、
街をぶらぶらしたりして日が暮れるころには酒を飲み始め、
潰れたら寝るの繰り返し。

こうして振り返ってみるとほんとに怠惰な暮らしをしていたな。

寿司職人になろうと思ってた事を思い出したので修業を再開

まぁ半年もそんな暮らしをしていると、それはそれで飽きてくるもので、
そろそろとろけまくるのにも飽きてきたころに丁度、
毎日家でゴロゴロ怠惰マンをやっている僕を見続けるのにいい加減嫌気がさしたのか、

当時のルームメイトから、

「いい加減なんか仕事したほうがいいんじゃない?」

とか言われたのをきっかけに、

「あ、そういや俺、寿司職人になるんだった!」

と寿司職人になろうと思っていたことを思い出し、
約半年にわたる怠惰生活に終止符を打ち、
寿司職人修行を再開する決意をしました。

とりあえず働かせてくれるお店を探した

まず手始めに、
日系スーパーから、
求人の乗ってるフリーペーパーを集め、

仕事を教えてもらいながら働かせてくれそうなお店をさがした。

寿司職人になろうと思って手始めに働かせてもらったお店は、

「とりあえず日本人がやってる寿司屋なら何でもいいや~」

と、軽い気持ちで働かせてもらったものの、

初日から、

「なんだここの鮨は?うぇーまっず!」
とか思ってしまったり、

「なんか陰気くせぇ店だなぁ」
とか失礼極まりないことを思ってしまったり、

なんだかんだで自分には合わな過ぎるとおもった結果
一瞬で辞めてしまったので、

「そうだ今度は最初っから自分の好きそうなタイプの店を探そう!」

と普通の人間なら初期段階から思いつくようなことを、
いまさらながらに思いつき、

求人が出てるお店の事をウェブで調べたり、
実際に店を見に行ったり調査した。

一週間くらいかけて色々なお店を調査して、
ちょっとよさげなお店から求人が出ていたので、

日本人の寿司職人が経営する寿司屋の面接を受けさせてもらうことになった。

今度は自分に合う店で働くことができた

海から車で数分の、
三十席ほどの大きくもなく、小さくもない日当たりの良い綺麗なお店で、

面接の段階で中に入った時から、
なんだか言葉に言い表せないけど、
とてもそのお店に良さを感じたので何とかここで働かせてもらおうと、

「調理経験はあります、何でもやりますので仕事を教えてください。」

と結構まじめな感じで面接を受けた結果、

一週間ほど待つと、

「採用したのすることにしたので、来週からとりあえず厨房で働いてください。」

と面接を担当していたマネージャーから連絡がきたので、
そこからまた無事に寿司職人としての修行を再開することができました。

結果的にそこのお店では三、四年働かせてもらって、
寿司職人としての基礎中の基礎をここでは教えてもらいました。

見習いだったので、
とても給料が安く、
最終的には暮らせなくなってきたので、

別のお店に良い金額を提示され、
辞めてしまったのですが、

辞める間際、
店のオーナーと辞める話をしていた時に、
感極まりすぎて泣いてしまったくらい思い入れのある、

今でも記憶に深く残っているいいお店でした。

もしこれから寿司職人になろうと思ってる人がいたら聞いてほしい話

これを書いている2021年五月現在では、
コロナ禍だとかで、
飲食店冬の時代みたいになっているので、

今から寿司職人になろうとしている人は少ないのかなとも思いますが、

最初に修行をさせてもらうお店は自分に合う店がいいと思う。

最初に修業をさせてもらうお店が、
自分に合うか合わないかはとても重要だと感じています。

鮨が好きだったり、
僕の様に、
「寿司職人になったらモテるかな?」
とか思ってみたり、
寿司職人にになろうと思う理由は人それぞれだと思いますが、

好きだと思って始めたことが、
変な環境に行ってしまったが為に嫌いになってしまうのは、
馬鹿馬鹿しいと思っています。

実際に僕が見てきた寿司屋の中には、

理不尽に他人をぶん殴ったり、

科学的根拠のない、
全く美味しくないものしか作れない調理法を、

「昔からこうやってんだよ!」

というような理由だけで押し付けてくる先輩で溢れているお店もあったりします。

まぁ結構いじめだとかある店もあるし、
陰湿な人や、暴力的な老害が権威をふるっているお店もあったりしますが、
探せば確実に自分に合う良いお店がありますので吟味して探しましょう。

合わないと思ったらすぐ辞めて次に行ったほうがいいよ、働かせてくれる場所なんでいくらでもある

寿司職人になろうと思って、
寿司屋に就職してみたものの、

就職してみたお店の雰囲気や、
一緒に働く先輩や人々だとか、
味だとかスタイルが、

全く自分に合わないと思ったら、
すぐに辞めて自分に合う店を探したほうがいいと思います。

こんな時代だけれども見習いが欲しいなんてお店はいくらでもあると思うので、
辞めたところで次に行く店なんざすぐに見つかります。

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